●アルジェシュ修道院
クルテア・デ・アルジェシュ(Curtea de Arges)は、ワラキア公国の最初の首都だったところ。
そのクルテア・デ・アルジェシュにあるアルジェシュ修道院は、「バルカン半島でもっとも美しい宗教的な建物の一つ」、といわれているくらい、きれいな修道院です。

それもそのはず、ルーマニア王国の初代国王カロル1世やその王妃などのお墓が、この教会内にあるのですから。
しかし、こちらの修道院は、ロイヤルファミリーの墓よりもある伝説で有名。
その伝説とは・・・
ワラキア公ネアゴエ・バサラブの命により建てられることになったこちらの教会。
しかし、建築当時、昼間、建築するのですが、夜のうちに壊れてしまうという、不思議な現象が!
そんな不思議な現象が続いたある夜、マノーレ(Manole)親方の夢の中に神のお告げが。
「お前の妻を壁に塗りこめて、教会をつくりなさい」と。
そして、このマノーレ親方は、神のお告げを信じ、自分の妻を教会の壁に!
妻は、「マノーレ、マノーレ、メシュテル、マノーレ・・・」と夫の名をつぶやきながら、壁に埋められたそう
(マノーレはこ夫の名で、メシュテルは親方という感じのルーマニア語です)
これにより、本当に先の不思議な現象は収まり、無事、教会を立てることができたのです。
教会を完成後、マノーレ親方は、教会から道を渡り降りてきたところで、なんと水が沸きでいているのを発見し、この水を飲んでホッと一息つき、なくなったとか。
この水は、枯れることのないそうです。それは、生き埋めにされた妻の涙だから。そして、水は少し塩辛い味がするそう。
伝説を中心に紹介したアルジェシュ修道院ですが、コンスタンチノープル(現在のイスタンブール)から運ばれた石などにより、建築されており、ソフィア聖堂よりも良いという評価もあったようです。
また、ルーマニアの一番貴重な教会の一つとまで言われています。
注1:こちらは、ルーマニア日和に書いたものに、コメントなどで得た情報を加えて書き直しました。
注2:2006年8月にいったのですが、外見は修復中でした。
スポンサードリンク